東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

からだからのメッセージ(7)

今日はなんだか風邪っぽい。
できればゆっくり休みたい。
 
という「からだからのメッセージ」を受けとっていても
 
「やっぱ仕事行かなきゃ」というのはよくあることです。
 
人間、からだからのメッセージを受けとっても、仕事や環境などで、そのメッセージに思うように応えられないほうが多いのではないかと思いますが、あなたは如何でしょうか?
 
そういう時に、無理を重ねすぎると、からだは「入院する程度の病気」になったりします。
 
これは、からだが強制的に行っている気もします。
 
無理を重ねる人でも、入院するとベッドで寝ているしかありませんし、安静にしているしかありません。
 
無理を重ねない人は、ちょっと疲れたなあ、とか、ちょっと風邪引いたなあ、程度で小まめにケアし、早めに寝たりしてリカバリーします。
 
小出しにリカバリーしているか、入院など大がかりなリカバリーをしているかの違いですが、操体は、この「小出しのリカバリー」にとっても有効です。
 
コトが大きくなる前に、ちょこちょこっとケア。
私のクライアントで多いのは、主訴はすでに解消しているのですが、月に一度の割合で足趾の操法でメンテナンスをする、という方々です。
 
ちなみに、私が操体の臨床(足趾とか)をやっている時というのは、被験者の「快」も共有していることになります。
実際、被験者が「快」を味わっていると、操者もそのお裾分けにあずかります。
これは決して被験者から操者が「快」を奪っているとか吸い取っているということではないのです。
快を増幅させて共有しているのです。
 
これは、操体臨床の現場に立ち合っていただくと、からだからのメッセージとして納得していただけるかと。
 
まだ未体験の方は、是非体験をお勧めします。
 
 
1週間ありがとうございました。
 
明日からは三浦寛先生の担当になります。
 

おててつないで。