東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

面白き変化

今日はこちらは朝からシトシト雨が降っています。
良い感じの朝です。
昔は雨とか面倒臭いなとか思う人だったのですが。


操体を学んで少し変わってきました。
雨の日も良いなです。
シトシトした感じが良いんですよね。


今くらいの雨は少しだけ残ってる冬に


そろそろお仕舞いだよご苦労さんでした。


何となくそう伝えてるような感じを今朝感じたんです。
そんな日々の変化が面白いんですよね。


面白さや楽しさ気持ち良さって探すんじゃないんですよね。
多分ある事に気が付けば良い。


僕はそんな風に楽しい日々を過ごしてます。


僕は道場で教える事も面白く変わってきてます。


自分が選手だった頃って、痛みや辛さに耐える日々。


耐えるよりも自分から進んでそんな道に行く。
それが練習だったんです。


それも大事な時間、プロだったからそんな事も必要だったのかな。


僕はよくこんな事を話します。
入門してきた人には大体こんな話をするんです。


「朝元気に目が覚めて一日元気に過ごして。」
「夜寝たら一日の疲れがちゃんと取れる。」
「そんな毎日の中に道場がある。」


「そうしたら自然に強くなってるよ。」
「毎日疲れて辛かったら強くならない。」


「そう思わない。」


「だからここでは技も教えてるけど。」


「昔の人の知恵を学ぶんだよ。」
「何千年もかけて創りあげたものを。」
「命がけで創ったものを学ぶ。」


「これが武術だから。」
「しかもいまは命賭けなくても良いんだから。」


「楽しい時代に武術を学べるんだから。」


「楽しさやありがたさをいっぱい感じると面白いよ。」


「武術をきちんとやれば健康になっていくんですよ。」
「その為の知恵が武術にはいっぱいあるから。」


「ただ技だけやってもそれは中途半端。」
「中途半端じゃ強くも健康にもならないから。」


「だから健康になる事もここでは学ぶんですよ。」


「そうすれば毎日面白くなる。」
「その方が楽しいでしょ。」
「強さは健康の上に載るものなんですよ。」


こんな話をしながら僕は武術をそして操体を混ぜながら
生徒達に教えてます。


しかめっ面をして痛みに辛さに耐える。
それも大事、でもそれはホンの一部分だけなんです。


それは、沢山じゃない。
それは、なくても実は大丈夫。


それに僕は気が付き始めたんです。
操体は色んな事を教えてくれるんです。


知ってますか、プロ選手の控え室って笑い声が結構ある。
試合前に笑顔が多い選手って大概勝つんです。


控え室からリングに向かう花道に移る瞬間に
選手の顔つきは変わるんです。


控え室で顔が変わったら早すぎる。
そんな選手は大概勝てない。


みんなはリングの上しか知らない。
だから練習も日常もリングの上を真似する。


それじゃ勝てないし毎日辛い。
だから、僕は道場でこんな話を良くするんです。



面白い日々を、面白き変化を僕は日々味わっています。



平直行