東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

父のこと

私の父も去年の秋に同じく大腸癌で他界しました。5年前に手術をし人工肛門をつけて、亡くなる日も普通に仕事をし帰宅後倒れその後すぐ他界したようです。父とは私が高校1年の時、離婚してから一度も会っていなく、又出張が多かったので父の記憶がほとんどない状態でした。なのでその話を聞いても特に何も感じず、頑張ったんだなぁと思った位でした。離れている時間が長いとこんなにも忘れ、又他人事になってしまうのかと驚きです。何気ない普段の生活がいかに大事か感じました。毎日の積み重ねが明日へと続いているのですものね。
そう思うと子ども達とのたわいない日常が愛しく感じます。


夫の母が同じ病気で亡くなりましたが、当日は相当痛がっていました。母が亡くなる3日前ですが、会いに行った時死が近いのを感じました。まず1つはその日行く途中、信号が全て赤信号になったのです。歩いて40分程のところの病院なのですが、信号も何箇所もあるのに全て赤とは初めてのことでした。偶然かもしれません。天国の私の父がしたと、後で私の母から聞きましたが本当かは謎です。2つ目は病室で母に会ってから妙な胸騒ぎがずっとしていました。
こんな感じ初めてです。次の日の土曜に、子どもを連れて行こうと思いましたが体がだるくとても行けない状態でした。なので日曜に家族皆で会いに行きました。わずかな時間でしたがみんなで会えてよかったです。
そしてその翌日の月曜に他界してしまいました。


宇宙は全て繋がっているようです。死についてもそれ程こわくはなくなりました。いわゆる三途の川というのはなく、こちらの想いと向こうの世界の待っている人達の想い、の両方ですっと成仏できるようなのです。ほんとかな?


いいようになっている。


それが祖母の母の口癖だったようです。
その言葉のように、向こうの世界に行った人達は皆、私達を応援して
くれているようです。困ったこと、嫌なことももありますが、それは
気づかせる為にしていることらしいのです。
何か困ったことがあっても、気づくチャンスと思うとそれ程マイナス
に感じにくくなります。


人生最後の時まで元気に生きたいですね。


一週間ありがとうございました。
来週からは中谷さんの担当です。



中廣かおり