いやぁ、昨日までは今度の秋季東京操体フォーラムの予習も兼ねて実行委員の面々をご紹介してきました。他の実行委員の方々も今度は誰がいじられるのかとビクビクしているという噂も有るので、本日からは私の話をしていこうかと思います(いじるネタもきれたので・・・)。
え〜っと、皆さんは何族でしょうか? へ?族って・・人間って大別しますと“犬族”と“猫族”のどちらかに分かれるようです、もっと単純に言えば“犬派”ですか?“猫派”ですか?って事なんですけど・・・
私は断然『猫族』です!過去には犬を飼ったこともありますし、当然犬も好きですけど、一緒に生活をしていくということを考えますと、やはり“お猫様Love”です。
東京操体フォーラム実行委員の面々も“猫族”が割に多く見受けられ、三浦理事長は皆さんもご存じの通り治療院のヌシ的存在になっている“シモンちゃん”を飼っていらっしゃいますし、畠山理事に至っては私以上に凄く、特技“猫・早爪切り”の技をお持ちの“お猫様Lovely”ですし、猫の写真撮影が大好きな上、自身までお猫様の様なお名前の森田実行委員などなど、私が知る限りでも熱烈なお猫様FANは多いのです。
皆様ご存じの通り“お犬様”も“お猫様”もそのルーツは同じで、元々は同族だったとのことです。ある時期を境にして、山に入り人間とは距離をおいて生活を始めた猫の祖先と、人間と共に住む選択をした犬の祖先と別れていったそうです。
その様なルーツの背景もあり、当然のことながら性格も正反対と言っていい程に違い、その違いを愛する人々から“猫族”と“犬族”に分かれるのだと思います。
私が感じる猫の魅力の一つはその可愛さもさることながら、人間様の思い通りにいかない自由奔放なワガママっぷりであり、何でこんなに好きなのにぃいいなどと、自身が身悶えしてしまう程の自由っぷりです。
人間ならば話をしたりしつつ距離を詰めたりも出来るのですが、如何せん“お猫様”とは会話が成立しないといいますか、“お猫様”に向かって喋りかけてはいるのですが、ひたすらじ〜っと見詰められたり、大あくびをしたりと、全然一方的な会話にしかならず、ここでも又、思い通りにいかない快感に襲われるのです。
そう、これは“快”なのだと、今の世の中はお金が有れば大概なことは叶うのですが、思い通りにいかないというのは逆に快に繋がるのだということを“お猫様”を通じて再確認しました。
これって人間様の“恋愛”に通ずるところが有り、人の心って(これは人にも依るので断言は出来ませんが)お金では買えない?ので、思い通りにいかないもどかしさに涙したり、時に身を捩(よじ)る様な気分になったりと、通常では有り得ない様な気持ちの高揚感を味わうことが出来る、まさに異質な“快適感覚”の世界が広がります。
恋愛中は特に女性が美しくなるというのも“快適感覚”を得ることでホルモンの分泌が盛んになり、お肌ツルツル、お目々(T-T) ウルウルと三拍子も四拍子も揃い、周囲の男性(雄)から見るとお猿様のお尻が赤くなるのと同じ位、「お〜っ!誰か好きな奴が出来たのかぁ」とか興味の対象となってしまうのですが・・・
話がドンドン脇に逸れるので、元に戻しますが、人間様の異性から“信”を得るよりもハードルの高いお猫様からの信用はあくまでも選択権はお猫様側に有り、我々には何の選択権も存在しません。
ではお猫様からの愛情の信任は一方的にお猫様だけで我々はただひたすら待つだけなのでしょうか?イエイエ、最大のヒントは“人間様”の異性とのお付き合いにヒントが有りました。
何のことは無く、昔から言われる恋愛成就(恋愛だけではなく人間関係を構築する)の三箇条が有るのですが、全て頭に一緒にが付きます。
? 一緒に食事をする
? 一緒に寝る
? 一緒に風呂に入る
仲良くなりたい人がいらっしゃればこれをすれば“ぐ〜っと”人間関係は近づきます。まぁ、これって普通に団体生活を経験したことがある方なら、わかると思うんですけど・・・(これをしている夫婦は離婚率低いそうです・・・)
お猫様の場合は?はやや不可能に近く、これをやれば間違いなく嫌われると思われますので、お猫様の場合は一緒というよりも、それをしてあげるといった下心無しの奉仕の気持ちが必要だと思います。
? お食事を差し上げる
? ご就寝中はそ〜っとしておく
? 必要以上にこちらから弄(いじ)らない
の三箇条になる様な気がします(異論が有るのは承知の上、あくまでも私心でございますので)・・・
私の家にも二人のお猫様がいらっしゃいまして、長男のNice Guy『レオ(10歳数ヶ月)』ちゃん、三男坊主のメタボ『小太郎(5歳数ヶ月)』くんです(因みに次男坊主の『まぁ』くんは轢き逃げされて既亡です)。
両人共に性別は押忍!じゃなく、雄です。と言っても既に雄のシンボルは無く、去勢された宦官状態になっております。
両人共に自分にとって露骨な位、Loveな相手が決まっており、長男レオは母Loveであり、三男坊主小太郎は私Loveで、嫁と父はどちらかと言うと二番手に甘んじています。
因みにどちらかが居ない時のNO.2はレオは私、小太郎は母とこれ又、父と嫁には余り用が無いようです。
何故かと考えると“ご飯”をやっている頻度が圧倒的に多いというのと、割にこれが重要なのですが、こちら側から必要以上にお猫様にベタベタしないということです。
嫁などは典型的なベタベタ派で小太郎が可愛すぎて、すぐに抱こうとしたり、寝ている時にちょっかいを出そうとするので、やや鬱陶しがられています。
私の場合は両人においてもほぼ、『放置Play』です。寝顔はカワユイのぉなどとほくそ笑みながら見てますし、まず抱くことは皆無です。
両人が擦り寄ってきたり、弄(いじ)ってくれと来ればここぞといわんばかりに弄り倒します。眉間から頭部、お口の横やらアゴ、お腹にいたるまで、入念に満足するまで撫でたり、少し皮膚を摘んだりと『お猫様操体』フルコースです。
特に小太郎に関しては完全に私の担当なので、食事は夜中だろうが何だろうが、私にしか要求しないのです。最初は耳元で可愛く「にゃあぁ」などと泣いてますが、段々ボリュームが上がってきて、「にゃあああああああ!!!」と泣き、それでも駄目なら私の顔を最初は軽く爪で掻き、最後はやや深めに爪をたてて起こしてくるのです。
今日は寝たいからと布団を頭から被っていると、棚の上に置いてある物を一つずつ順番に落としていきます。真夜中の部屋に「カランカラン〜!」「ドン!ドカ!」と音が響き渡り、最後には棚の上からダイビング・ボディ・プレスばりに私の腹に向かって飛び込んできて、試合終了・・・
私が出張で夜居ない時などはさぞかし、嫁がやられているだろうと思えば、話を聞くと、夜中に何かの視線を感じてふっと横を見ると、泣くことも何もせずただ、じ〜っと嫁を見詰めているのだそうです。
私達夫婦には子供は居ないのですが、お猫様達が立派に家族であり、“餌”などという言葉は私の辞書には有りませんし、“一匹”では無く、“一人”なんです。
時に私が疲れている時には手首の辺りを何も言わずに“ペロペロ”と舐めつつ、大丈夫?って目をして、見つめてくれたりもしますし。
ほんとに言葉は喋らなくても、何だか気持ちをわかっている様な気すらしてくることがあります。
犬を飼っている人に聞くと、ワンちゃんはこちらの言うことを理解してくれて、呼べば来るし、散歩する時は楽しいよぉ。。。家族だね!と言われます。
そう、ここが猫族と犬族との大きな違いなんです。犬族の皆さんが言われるのには理解してくれて、飼い主に従順な所に魅力を感じるのだそうです。
犬族との根本的な違いはここで、我々猫族は(我々と言っても私の事なので・・・)お猫様との関係はあくまでも断定ではなく、仮定の上に成り立っているという危うさなのです。
「こいつ・・・多分好いてくれてはいるとは思うけど、本当かなぁ。。。」といった、お猫様特有の呼んでも知らんぷりなどの行動で、愛を確信出来ないもどかしさ・・・でも、呼ばないのにスリスリしてくる、この愛くるしさ・・・え〜いいいぃ、この小悪魔ぁ!と言いたくもなる様な感覚が、まさに“恋愛”でもしてるが如くの高揚感があり、犬が“理想の夫婦や家族”で有るとすれば、お猫様は“いつまでもときめく理想の恋人”かもしれません・・・
最近、刺激が少なくときめきの無いあなた、お猫様とLoveしてみませんか?
そんな、快もあるんです。
福田勇治
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