六日目です。よろしくお願いします。
最近ですが小学生の父兄の依頼で、空いている時間に小学生のスポーツ選手(野球を中心)のフォームをチェックさせていただいています。以前から高校生のからだはみさせていただいていたのですが、障害を抱えている子の問診をしていると、小学生時代に辿り着くことが多いのです。実際に当クリニックの患者さんでも、多くの小学生の子が通院しています。
身体運動の法則であるからだの使い方・動かし方を小学生のうちからからだで学ぶことが必要だと思います。将来の素晴らしい選手の育成につながるのではないかと思っています。
実際に今回みさせていただいた野球チームの小学生に痛いところや違和感が、からだのどこかにある人?と聞くと、チームの1/3の子があると答えました。痛い所があると答えたほとんどの子が、手は小指・足は親趾を運動力点・運動作用点にした動きができていないのです。(身体運動の法則である重心安定の法則)
簡単に重心安定の法則の大切さを理解してもらうのに、私の頭をフル回転させてみました。
つま先立ちをさせて、相手と手を合わせ軽く押し合うゲームをしてみました。
どんなスポーツでもつま先立ちなることが多くなるはずです。そこでつま先立ちで重心安定の法則をチェックしてみようと思ったのです。足の親趾を運動力点・運動作用点にしていれば、足の親趾に重心がかかり、膝は内側にしぼられる(膝の内側に体重がかかる)
という安定したつま先立ちになるはずです。
逆に不安定な(バランスの悪い)つま先立ちは、足の小趾に重心がかかり、膝は外側に流れ不安定なつま先立ちになるはずです。
結果は、私の思惑どうりでシメシメです。バランスを崩した子は、つま先立ちの時に小趾に重心をかけている子でした。その中には、からだに痛い所があると答えた子のほとんどの子が入っていました。
バランスが悪いということは・・・。不自然な投球フォームは・・・。疲労しやすいフォームは・・・・。すべての動き(フォーム)においてからだの使い方・動かし方の法則があり、からだに無理のない投球フォームを身につけるために、スポーツ障害を予防するために、からだの使い方・動かし方の身体運動の法則の大切さを、父兄を含めて理解していただく一歩になったのではないでしょうか。
まだ数回しか身体運動の法則をふまえフォームについて一緒に勉強しただけなのですが、フォームに変化がでてきている子がみられます。子供のからだは、変な癖が出来上がっていないためでしょうか。からだが本当に素直な気がします。
ありがとうございました。