東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

次元をこえる

森田です。


昨日の続きになりますが、
私の「講習体験者の声」には、「意識を変える、次元を超える」というフレーズを使わせていただきました。
これらはある時から三浦先生がよく使われて気になっていたのですが、
ことさらに気に入るようになったのは、こんなことがあったからです。



今年に入り、龍村仁監督の「地球交響曲」を見ました。


まだ未体験の方は、こちらをどうぞ。
地球交響曲(ガイアシンフォニー)オフィシャルサイト



この作品には、フリーダイバーのジャック・マイヨール、登山家のラインホルト・メスナー
写真家星野道夫、元宇宙飛行士のラッセル・シュワイカートなど、
現実ではできないような超越した体験をしている人々が出演しています。


ある時私は、三浦先生に「こんな映画があるんですよ!」と熱く報告しました。
また、その話の流れで、高校時代の同級生の山崎直子さんが、日本初のママさん宇宙飛行士になる、という話もし、
「私の同級生も宇宙に出ることで何か超越した体験をするのかもしれません。」
とうらやましがったのでした。


そこで三浦先生が、
「その映画にあることは特別なことじゃない。
海に潜ったり、高山に登らなくても、次元を超える体験は日常の中で起こりうることなんだぞ。
ただ、それがあることに気づくか気づかないかだけなのだ」
と教えてくださいました。


そうでした。
操体の臨床で「快適感覚を味わうこと」や、
「皮膚を通してからだの無意識に問いかけていくこと」が次元を超えた治しなのです。
イノチは、宇宙や海中や高山のような極限の状態に置かれなくても発揮できる力が想像以上にもっている。
それを経験する可能性をもっているのが操体だ、ということです。


その話を聞かせていただいてから、
「意識を変える」「次元をこえる」という表現が気にいっています。


お気に入りの言葉が増えていく。
それは「正しく使えないといかん」という緊張感もありながら、
ありがたいことなのです。



森田珠水


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