東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

パロールって知っていますか?

雪柳って近くで出会うと本当に綺麗ですね〜。
真っ白の雪のように白い花が可憐です。低い位置なのでゆっくり観賞させてもらっています。

さあ今日も張り切って参りましょう!(適度な張りで、頑張り過ぎないで下さいね)

お待たせしました〜と、復調気味の?岡村が担当です。


さて、学ぶことは、身につけたいという要求があってのものですよね。

勿論、自由に学びあうことが許されているのですけれど、

操体を学ぶということで言えば、理に適っているのか?という”気づき”は必要です。

うわべでは立派に見えても、「足下を見る」、「足元を見られる」という慣用句があるように、

その土台に、しっかりした揺るぎない安心感がある。というのは重要ではないでしょうか。

私の場合ですと、従業員のいる事業主なんです・・・が、それは上辺だけであって、

”信念の基”に開業当初より手伝ってくれて、三人の子供を育てながら、応援してくれる家内がいます。

治療院、接骨院を一緒に盛り上げてくれる優しいスタッフ、誠意を持ち、頼り甲斐のあるスタッフに支えてもらいつつ、

二十代の若造であった私を温かく見守って下さり、大事な”からだ”を通じて患者さんに教えて頂きながら、

操体を学ばせて頂いていることは間違いありません。(お陰様で私の”環境”は本当に恵まれております)

私は幸福にして、ご縁もあり、”信念の基”を頂いて感謝しています。本当に嬉しいのです。

何にでも通じていると思うのですが、

土台こそしっかりしていなければ、立派に見えても”外面”だけであって、意外と脆いのです。


そして大いなる学び場の一つとして、

東京操体フォーラム実行委員一同、月に一回以上共に学場せて頂く機会があります。

ある時、三浦理事長曰く”僕のモデル?”こと、山野実行委員(ベストプレイヤーと人は呼ぶ?)の提案がありました。

「ラングとパロールとランガージュ」(これはフランス語です。正確な意味はともかく私自身はもうこれで十分?)

簡単に説明すれば、

操体を学び続けて、わかったこと全てを”説明言葉”にするのは難しいことも多いのです。

三浦理事長(ラング)、今顧問、畠山常任理事、実行委員同志の理解したことを(パロール)、

臨床に生かし、生活に生かし、操体を学んだことのない方にも理解できるように対外的、専門分野や、一般的関連性を、

噛み砕いて解いていくような作業(ランガージュ)を、同志で行っていくのも大事なこと思われませんか?そうではないですか・・と。

このとき、(”カッチーン”とスイッチが入りました!私・・埼玉人じゃないですけど)

そして、今までもコツコツ」書き留めてきましたが、更に直に感じたことを日記に書いています。

それをめくってみますと、おやおや〜・・。

こんな感じです。

・生命そのものの定義
 
 「生命とはみずから秩序をつくり出す能力である」
                                 東大薬学部教授 清水博先生

秩序を保つということは、エントロピーを減らすと言うことです。

エントロピーを増大してしまう方向性に”イノチ”は向かない。

”イノチ”の方向性とは自然法則そのものに適っていると言うことですよネ。


自然治癒力とは

 「秩序性の高い方向に自然に進んでいく生命という"場"のもつ特性のこと」

 「こうした考えに立つと、生命場に思いをやり、生命場を整えること、人間の全体を整えることには、人間の活動のすべてが関わってくるからです」

 「呼吸をすること、食べること、頭で考えること、動くこと、といった人間活動の基本が全部、
  その人の"場"を高めるか低めるかに関わってくるわけです」
                                           帯津三敬病院名誉院長帯津良一先生


言わずもがなですが、

操体において自己責任分担として、欠かせない息・食・動・想・環境は、同時相関相補性に通じているわけですから、

ホリスティック医学の中においても同様であるところに、自然法則の学びがあります。(この言い方が気になる方は、逆に読んで下さいネ)

*ホリスティック医学:生命の”場”を考える医学。
           ホリズム=全体論
           全体を考えることに意味があり、各部分の和だけではない全体論が基礎となっている。


操体法とは、まず橋本敬三生の哲学思想の上に成り立っておりますし、

それを通じて学ばせて頂くことで、本当の理・真理を通して僕を、生命をそのものを救ってくれるからです。

私に、三浦先生が教えてくれましたが…

「存在するものは、全て感覚と結びついているんだよ」…と。

感じることが先!
考えることは後!

イヤ〜学ぶことって嬉しいからありがたいですね〜!

嬉しいから学びたくなっているんですね〜つまり快につながっているのです。

それは自在して、元々あるモノだから。

そうです!春の東京操体フォーラムまで一ヶ月を切っています。

皆様〜振り込みはお済みでしょうか?(振り込みならなんと!定額給付金と同様に嬉しい?二千円もお得〜!!)

今日もお付き合いありがとうございました〜!明日もお元気でッ。(NHKの朝のニュースの男性がハッスルして?挨拶してくれるのが好き)

@今日の一言!
       「千里の行は 足下にはじまる」
                       =老子
 

岡村郁生