東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体が教えてくれた「性」




先日、私の大事な友人からこの写真が送られてきました。
とても可愛いですよね!

この娘の母親とは18歳からの付き合いで青春時代の喜怒哀楽を共にしてきた親友である。
その彼女は数年前に結婚し、千葉に住んでいるので今はさすがに昔のような付き合いは出来ない。
しかしどんな時も彼女とは「繋がっている」という意識があり、彼女の子供を見たときは涙が出るほど嬉しかったです。

私はそんな彼女と一昔前、異性としてお付き合いさせて頂いた事がありました。
今でこそ、幼なじみのような付き合いが出来ますが別れた当時の私には今の関係が出来るとはとても思いませんでした。
若い時の男女の恋愛は独占欲や嫉妬等の欲と葛藤が生じてしまいます。
当時の私の恋愛はまさに欲が強かったと思いますし、執着心がどうしても勝ってしまい彼女に対し素直な気持ちを伝えられない葛藤がありました。

しかし操体と出会い、橋本先生、三浦先生の哲学に触れられたこと、そして心ある友人のおかげで彼女とは「性」を超えた関係を築く事が出来たと思っています。

こう考えてみるだけで私の「性」に対しての捉え方は確実に変わりました。
それは異性に対して「リスペクト」を出来るようになった事が大きな要因だと思います。


「結婚するなら尊敬できる人としなさい」

これは三浦先生から頂いた言葉だが、この一言をよく噛み砕いて味わっていくと不思議と異性を見る目、そして「性」に対しての考え方が変わりました。それは自分の母親の偉大さを理解するようになり、先程の彼女に対しても尊敬の気持ちを持てたことです。そして「無償の愛」、つまり「GIVE&GIVE」の愛を知る男性、女性すべての人に敬意を払えるようになりました。
私が今、学ぶべき「愛」はまさにその愛で今までの恋愛はGIVE&TAKEであった為、どうしても「見返り」を無意識に求めてしまったのです。いわゆる「欲」の脳で相手を見てしまっていたのでしょうね。
これからは「GIVE&GIVE」の愛を学んでいき、それをいずれ現れるであろう私のパートナー、そして子供に与えていければと思っています。