先日読んだ記事に、ネガティブシンキングのススメということが紹介されていました。
メンタルトレーナーの森川陽太郎氏が提唱されているもののようですが、気になって読んでみました。
メンタルサポートをしていく中で気づいたのですが、自信が欲しい人ほど「ポジティブ」でいようとする傾向にあります。逆に言うと、自信がないから「ネガティブ」な自分を受け入れられないのです。「ポジティブ」でいようとすればするほど、自信を失っていくメカニズムがそこには存在します。
いつも前向きにいよう、ポジティブに考えようとかいうことはいいことのように思われがちですが、自然体で出来る人もいれば、意識的にそうしなければという人もいるでしょう。
でもそれが負担になってしまい自分を追い込んでしまってはいい結果にはなりません。
操体の教えの中に、「頑張るな、欲張るな、威張るな、縛るな」というバルの戒めがあります。
頑張らない事は怠ける事とは違います。
からだにも心にも無理をさせない。
自分の限界を知った上で、現実を変えていくのが最善です。「自分の限界を更新していく作業」を、あきらめず続けてられるメンタリティを持った人こそが、本当に「前向き」なのです。
マイナスの感情を悪いものだと考えずに、それを受け入れた上で行動し、成功体験を積み重ねていくことが重要のようです。

- 作者: 森川陽太郎
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