東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

気導溝

手根、つまり手関節の小指側に豆状骨がある。
ここは支動軸の意識点に相当する部位である。
身体運動の法則、からだの中心骨盤を要とした
からだの使い方、
(一)手は小指を運動作用点とする。
   
その際、豆状骨をその意識点とし、肘を安定軸となし、
肩を回転軸とする。そして副動軸である肩甲骨を作動させる。
上肢の動きは、いかに肩甲骨を円滑に作動させるかにかかっている。

この豆状骨には。呼気が流れる溝、洞が存在するようだ。
呼気が流れる呼道である。
この呼道動が、肩甲骨に通じ、動軸芯棒のT12からL2に
つながっていることだ。
このことは、いかに小指を生かし、全身形態の
連動性につなげていくかのヒントになる。


7月15日(月)海の日千駄ヶ谷津田ホールにて「操体マンダラ 2013」を開催致します。三浦寛による操体イリュージョンの世界をお楽しみ下さい。