寒中お見舞い申し上げます。
畠山裕海でございます。今年もどうぞご贔屓に。
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電車のつり広告に何気に目をやると「クズ本を選ばないための識別眼」という記事が目に入った。
ビジネス誌の特集記事だ。
私は読書が好きだ。
3才の時、住んでいた団地の児童図書館に自ら赴き、絵本を借りてきた。
ヨーロッパの「もぐらとズボン」という本だ。
- 作者: エドアルド・ペチシカ,ズデネック・ミレル,うちだりさこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1967/12/01
- メディア: 単行本
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それから市内の近隣の町に引っ越す小学三年生まで、土曜日の午後は児童図書館で過ごすという時期が続いた。
残りの小学時代も本を読むかマンガを書いているか、QueenとかKISSを聞いていた。
中学から大学まで私立女子校の一貫校に通っていた。
中高生と大学生の図書館は別々になっていたが、校内に別棟で大きな図書館があった。
図書館に入り浸っていた。
アメリカのティーン向けの雑誌もあり、楽しみに読んでいた。
高校の時、気がついたら「学内で一番本をかりた」ことになっていた。
今でも読書は生活の一部になっている。
というわけで、色々な本と出会っているのだが、果たしてクズ本というのはあるのだろうか。
人の紹介や、ブックレビューなど色々参考にしてもいいのだが、参考になって、アウトプットできる本しか読まないというのは、何だかつまらない気がする。
話は少し違うが「結婚を前提したお付き合いでなければ最初から付き合いません」(?)みたいな、そんな感じがしないでもない。
「最初から面白いとか役にたつと保証がなければ読みません」みたいな。
自分で本を選ぶというのは、『直感を磨くトレーニング』とも言える。
クズ本と言う言い方はどうもしっくりこないが(せいぜい『残念本』とか。
本を書いたことがあるので、筆者や編集者の仕事を考えると、クズ、なんていうのは忍びないのだ)、たまには外れることもあるし、それも勉強なのである。