東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

捨てたものではない

センスがあるかどうかは人からの評価に譲りますが、

感性であれば、なかなか捨てたものではないと思うこ

とがあります。

 

感性って、「なんとなくだけど、これ!」っていうよ

うに、勘がはたらくといいますか、はっきりとしたエ

ビデンス(根拠)や見通しが無くても、たくさんの中

から選ぶ能力につながっていると思うんです。

 

操体の臨床を受けたいと思った時に、師匠のところを

選んだのも、操体の勉強をしたいと思った時に、師匠

のところを選んだのも、何かと比較したりしたわけで

はありません。

 

それがこうして今に至っているわけですから、「なん

となくだけど、これ!」という自分の感性は捨てたも

のではないと思うわけです。

 

そして、この感性と原始感覚は、実はつながっている

のでは思ったりもします。

 

どちらも磨いていくものですし、思考に頼らないもの

です。

 

操体を勉強してから、「なんとなくだけど、これ!」

の回数が増えてきました。

 

だんだんと操体的なからだになっていき、原始感覚も

感性も磨かれてきているのかもしれません。

 

感性で操体を選んで、その操体によってさらに感性が

磨かれる。

 

そう思うと、やっぱり自分の感性は捨てたものではな

いとなるわけです。

 

2016年11月23日(水)勤労感謝の日

秋季東京操体フォーラム開催!

今季のテーマは「膝と進化した操体」です