センスがあるかどうかは人からの評価に譲りますが、
感性であれば、なかなか捨てたものではないと思うこ
とがあります。
感性って、「なんとなくだけど、これ!」っていうよ
うに、勘がはたらくといいますか、はっきりとしたエ
ビデンス(根拠)や見通しが無くても、たくさんの中
から選ぶ能力につながっていると思うんです。
操体の臨床を受けたいと思った時に、師匠のところを
選んだのも、操体の勉強をしたいと思った時に、師匠
のところを選んだのも、何かと比較したりしたわけで
はありません。
それがこうして今に至っているわけですから、「なん
となくだけど、これ!」という自分の感性は捨てたも
のではないと思うわけです。
そして、この感性と原始感覚は、実はつながっている
のでは思ったりもします。
どちらも磨いていくものですし、思考に頼らないもの
です。
操体を勉強してから、「なんとなくだけど、これ!」
の回数が増えてきました。
だんだんと操体的なからだになっていき、原始感覚も
感性も磨かれてきているのかもしれません。
磨かれる。
そう思うと、やっぱり自分の感性は捨てたものではな
いとなるわけです。
2016年11月23日(水)勤労感謝の日
今季のテーマは「膝と進化した操体」です