東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

意識と無意識のマ

 四日目の 「MA」 は、「意識」 と 「無意識」 の 「マ」。

 

 我々は自分の好まないものを現実化している傾向がある。 それらすべては自分の周波数に関係している。 自分が体験しているものは、それがどんなものであっても、自分が選んだ波動で呼び寄せていることを知って欲しい。 顕在意識で選ぶとは限らないが、意識的に選んでいるということは確かなようだ。 

 

 自分で自分の現実を選択するというのは、自分の中の一番強い観念である先入観や固定観念が、意識的であろうが無意識であろうが同じ内容の現実を引きつけている。 なぜならば、一番強い観念が、いちばん強い振動であるからだ。 そんな観念は意識と無意識の間から振動している。

 

 そして、すべてのものは本質的に中立だということを理解しなければならない。 中立的な状況というのは、まだ何の意味も持っていない。 だから、いい意味にも悪い意味にも、どちらにも捉えることができる。 そこで自分のイマジネーションを使って、いろいろなイメージを思い浮かべて、好ましいものを現実化することができるのである。 

 

 これは哲学ではなく、単なる力学、物理学であり、観念ではない。 どんな状況も、初めから意味をもっているわけではない。 すべての状況は、本質的には何の意味も持たない。  それは、まったくの 「無」 であり、意識と無意識の間にある状況は常に中立なのである。

 

 自分が与える意味によって、自分の肉体レベルでの現実を創ってしまう。 自分自身の波動でない体験をすることなど絶対にできない。 どんな体験でも、自分の中の一番強い波動とまったく同じものである。 だから、それが好まない体験ならば、まず自分の中の定義づけを変えなければならない。

 

 自分の定義づけを変えることでシンクロニシティ、つまり、共時性が起こりはじめ、非常にいろいろな偶然が起こりはじめる。 それに対して心配する必要はない! 心配することによって、より否定的なものが加わってしまう。 

 

 我々は常に変化を続けていける。 常に成長を続けていける。 今現在の自分を楽しめば楽しむほど、本当になりたい自分になれる。 それが進化の逆説的な部分である。 そして、今の自分を楽しめば楽しむほど、早く進める。