何気なく使っていますが
言葉は不思議なものだと思います。
「間違い」という言葉のなかに
「間」が入り込んでいます。
語源に関しては詳しくありませんが、
試しにこれを文字通り、
「間」の違いとして捉えてみます。
するとこの言葉が
とても感覚的な言葉のように
感じられてきます。
一方で、この言葉に「ない」をつけると
「間違いない」となり、
一気に確信を持った、
絶対的な意志が宿るように 感じられます。
橋本敬三先生は
「自然法則が間違ってるんじゃない、人間が間違っているんだ」
と指摘されています。
たしかに、自然法則には元来「間」が在って、
ただただ人間がその「間」からはずれた生き方を選んでいる、
「間」が違っているだけ、なのかもしれません。
操体はこの「間」違いを見つめて、
自然法則に適った「間」違いないものを
見据えているのだと思います。