現代の医学のアプローチ。
病原菌に対する手段としての免疫学や公衆衛生学、
怪我に対する応急的処置としての外科的処置は素晴らしい。
ただ、なぜ健康な状態から不健康になってしまうのだろうか?
そのアプローチは、現代も未だ藪の中である。
病気になった状態の研究としての病理学にプロセスがあっても、
不健康な状態へのきっかけとなるアプローチにはプロセスがない。
日進月歩で進化する早期発見検査手段とは裏腹に、
見つかった場合の治療法はその進化に追いついてはいないようだ。
そのアプローチには、操体法という名を付けてしまった手段ではなく、
バランス現象というメッセージから「操体」そのものを学んで欲しい。