ことには、ことのはじまりがある。
なんでも「最初の決心」が一番重要だ。
それが、どこまでもついてまわる。
たとえば名誉とか、利益のためにはじめたことは、
やればやるほど欲が透けて見えてしまう。
いくら豊かな知識でも、いくらすばらしい言葉で飾ったとしても
誤魔化しようがない。
誤魔化しきれなくなってしまう。
事をはじめるのに大切なことは
「この道をきわめたい」と叫ぶことができているのか、どうかなのだ。
いま、やっていることはどうなのかと振り返り、
もしもズレているのだとしたら、
勇気をもって、今のうちに軌道を修正しておくことだ。
これは良心からのメッセージ。
どう修正するかは、自分に対するアプローチ。
私の動機は
この師から何を学び、
この師が学びにしてきたことを
一心に極めたい。
それだけの事だった。
2017年4月29日(土)2017年春季東京操体フォーラム開催。
テーマは「操体新旧臨床譚~よみがえる橋本敬三&最新症例集」です