一日の中で何回「ありがとう」を口にしているのだろうか?
このブログを書きながら、こんなことを考えていました。
職業上、百、二百以上は口にしているであろう私自身の「ありがとう」の中に果たして本当の「ありがとう」は一体どれだけあるのだろうか?
いつも言葉にしている、言わなければいけないから仕事だからなのか、言っている「ありがとう」が機械的なものとなり、自身を取り巻く環境への感謝が薄れていっているように感じます。
また心のない「ありがとう」は相手だけでなく、私自身の身と心も傷つけているような気がします。
だからこそ自分が言葉にする「ありがとう」に重みを持たせねばならないように近頃は感じています。
例えその言葉に対して相手が素っ気ない態度、返事でも重みのある「ありがとう」は自身にとってかけがえのない財産になる。
操体の臨床においても感謝の言葉はからだにとって何よりの治癒力になっています。
それは診てもらう側の人間だけでなく、見る側の人間にとっても同じことだと思います。
もし本当に心から健康でいたいならば一日わずかな時間でも自分の心とからだに「ありがとう」と言葉にしてみるのが健康寿命を長く保てる秘訣ではないでしょうか?