魚介類について良く「天然もの」か「養殖もの」か、
が目に付くことがある。
一般に前者が高価で、質も高いというイメージがあるようだが、
いやいや、そんな単純なことではないようだ。
「養殖」にもピンからキリまであって、
手間隙をかけて育てられた養殖ものは
「絶品」ときく。
そういう話をきくと、人間の手に宿る可能性を見るような気持ちがする。
ここで思い切って変な話に突入してみたい。
人間における「天然もの」は、この地球上でみれば
自然そのまんまのワイルドエリアに、
いまもひっそり暮らしているだろう。
一方で、自分たちで創造した便利な世の中に生きている人類は、
恐らく『養殖』の部類に入るのかもしれないと思う。
なんだか80年代のSFのような話になってきたが。
さて、自分の生き方について考えてみて、
自然に還る、「天然もの」の生き方に憧れることもできる。
また、この便利な社会の流れにのって、生きることもできる。
そして、そんな中で、あえて自分事として手間隙をかけて生きることもできる。
清濁入り混じる現代に生きている。
それこそ、自分は人間らしいな、と感じるようになってきた。
さあ、どのように泳いでいくか。
その責任を全うしていくこと、
筋道をつけていくこと、
次代に伝えていくことは
他でもないこの人間にしかできないことなのだと感じている。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日からは友松実行委員の「正義」がスタートします。
どうぞお愉しみに。
4月30日(月)昭和の日に開催致します。
テーマは「スポーツ障害と操体」です。