東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

可能性(6)

「その人の可能性」というのは、親とか周囲によって、簡単に潰されます。

 

逆に、周囲が伸ばしてあげるようにすればいいのです。

 

しかし「嫉妬は発作」なので、起こりえます。


また、先の震災で、親御さんを亡くし、進学したくてもできないとか、震災でなくとも、様々な事情で「可能性」を摘まれてしまっている人達が沢山います。

 

でも、そんな時でも、自分の「可能性」には気がつくことが大切です。

 

私がある日気がついたのは、自分の強みは「好きなことには夢中になれる」という、親が嫌がったことでした。


何かに夢中になる、何かに集中するという姿は、今となっては親にとって、脅威だったのかもしれません。

 

なので、本を隠したり、夢中になるものに対して邪魔をしたりしたのでしょう。

 

今は「子どもの好きなこと、才能を伸ばす」という風潮がありますが、どうもうちの親は「好きなこと、夢中になることをやらせるとロクなことはない」と思っていた、あるいは戦中戦後を過ごしているので、のほほんと好きなことに熱中する子どもに対して「嫉妬」を抱いていたのではないかと思います。

 


もちろん、当人に「嫉妬」などという意識はないのですが、無意識のうちに「何かに夢中になると、邪魔をする」ということをするのです。
「親が正しいんだから、子どもを矯正する。だから怒るし、好きなことをさせないようにする」という感じです。


さて、私がその呪縛から逃れるには、相当の年月がかかりました。

どうすれば解けるかというと「気がつくこと」なのです。

 

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