「その人の可能性」というのは、親とか周囲によって、簡単に潰されます。
逆に、周囲が伸ばしてあげるようにすればいいのです。
しかし「嫉妬は発作」なので、起こりえます。
また、先の震災で、親御さんを亡くし、進学したくてもできないとか、震災でなくとも、様々な事情で「可能性」を摘まれてしまっている人達が沢山います。
でも、そんな時でも、自分の「可能性」には気がつくことが大切です。
私がある日気がついたのは、自分の強みは「好きなことには夢中になれる」という、親が嫌がったことでした。
何かに夢中になる、何かに集中するという姿は、今となっては親にとって、脅威だったのかもしれません。
なので、本を隠したり、夢中になるものに対して邪魔をしたりしたのでしょう。
今は「子どもの好きなこと、才能を伸ばす」という風潮がありますが、どうもうちの親は「好きなこと、夢中になることをやらせるとロクなことはない」と思っていた、あるいは戦中戦後を過ごしているので、のほほんと好きなことに熱中する子どもに対して「嫉妬」を抱いていたのではないかと思います。
もちろん、当人に「嫉妬」などという意識はないのですが、無意識のうちに「何かに夢中になると、邪魔をする」ということをするのです。
「親が正しいんだから、子どもを矯正する。だから怒るし、好きなことをさせないようにする」という感じです。
さて、私がその呪縛から逃れるには、相当の年月がかかりました。
どうすれば解けるかというと「気がつくこと」なのです。