東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

楽を選ばない生き方

昨日に引き続き、

逆に「憶」というものに通じることはないだろうな

と感じているのは「楽」という選択肢です。

 

動診・操法としてあえて「楽」を通す場合は別として

操体を学ぶにつれて、日常生活で口にする言葉、

また意識のボキャブラリーから「楽」という概念が

姿を消していることに気が付きます。

 

「楽」を選択することで得られるものに、

人間の欲は喜んでも、

からだの方は悦んでいない。

 

そのギャップを少しずつ身をもって感じる様になり

楽に魅力を感じられなくなったのだろうと感じています。

 

見渡してみれば「楽」なものに囲まれて生きています。

その選択肢をあえて選ばない生き方もある。

時代の抱える「先」の要求に応えるように

「憶」というものも姿を現したように感じられます。