東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「憶の快を考える ~その1~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。

 

今週から三浦寛幸が担当致します。

 

よろしくお願い致します。

 

今回のテーマは「憶の快」です。

 

このブログを読んで頂いている皆様にはなかなか馴染みのない言葉かと思いますが、これからの操体の未来と深く繋がっていく大事なキーワードになりますので一緒に考えて頂けたら幸いです。

 

私がこの言葉を初めて聞いたのは3年位前になります。

 

三木成夫先生の著書「胎児の世界」で記載されている「憶」と「憶の快」が話
になり、操体の「快」とはどう違うのかと話し合った記憶があります。

 

この三木先生は著書の中で「憶」を「過不足のない状態」と記されています。

 

私の中のイメージとしては操体の快を「後天的」なものとするならば、この「
憶の快」は「先天的」な感じがし、生命体が聞き分ける感覚の元の元のような
感じです。

 

きっと母親の腹の中にいる赤ん坊、また私達が生を全うし、このシャバから去
る時は誰でもこの「憶の快」を体感出来るものなのではないでしょうか?

 

2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です。