東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

意識は鎖で繋いでも無駄①

今日からブログを担当する岡村です、よろしくお願いします。

 

テーマは「とばす」ですね、まず意味を調べてみましょう。

変換するとほとんど「飛ばす」と書き換えられますね。

 

1、「聞こえるように表現する」

「音を立てる」

 類語を検索すると、「発語」に関することが多いです。

 言葉でもなく、息でも同じですからよく考えると面白いですね。

 

2,「放出するようにする」

 類語検索は「放出」「射出」のような物体の迅速な移動に関することが多いですね。「罷免」という組織や会社を辞めさせる意味もあり、いわゆる「首」が飛ぶということですから、勤め人なら聞きたくない言葉でしょう。

 

3,「飛行機(等)を操縦する」

 空に関する動詞で「飛ばす」のは自然です。飛行機でなくとも、ヘリコプターでも気球でもいいですね。そのまま捉えると、操縦とは操らているということですから、「飛ぶ」のように主体的ではないことに改めて気付きました。

 

どうでしょう皆さんは、「とばす」と「飛ばす」のイメージは同じでしたか?

 能動的か受動的かによってもちがってくるように、ニュアンスもあります。

個人的に「飛ばす」のは、ある瞬間と共に生じる動きのようなイメージがあります。

更に「とばす」のひらがな表記では、より自然なタイミングに生じている感じです。

 

「飛ばす」と「とばす」で、生命の受け取り方、つまり、脳の認識も違っていたら、それは工夫のし甲斐もあり、個体差も生じてくるだろうし、面白いですよね。 

 

                               (続く)