昨日、電磁気力の話を少し持ってきたから、あとちょっとだけ。
磁石のN極とS極は引きつけ合う。これは引力だ。そして、N極とN極、S極とS極は反発し合う。これは斥力だ。くっつくか、離れるか。二者択一。
ソーシャルディスタンスという言葉がある。今はウィルスの感染予防策として人と人との距離が社会的に図られている。本当は近づきたいのに近づけなかったり、本当は距離を置きたいのに置けなかったり、N極とS極の関係があべこべになっているように感じる。終息するまでは、必要な措置ではあるけれど、これを機に情報も含めた他者との距離感を再考するきっかけにもなった。
飛び交っている想念に対して、くっつくか、離れるかの磁石みたいな自分は今までにもけっこうあったけれど、特に今回は、知らず知らずのうちに引っ張られてしまったり、反発したりなんてことも体験してきた。これはけっこう消耗するし、きもちもせわしなくなるし、「からだ」も固まってしまう。
こうなると、今の世の中同様コントロールしようにもどうしようもない。だから、コントロールを放棄して「からだ」に委ねてみた。
有難いことに電磁気力同様、目に見えないけれど常に影響を受けている「力」の存在がある。
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