「便利な世の中」とはどんな世の中だろうか。
ここ数日そんなことを考えている。
今まで自分でやっていたことを、別の存在に変わってやってもらえる。
それは昔からそのように分業化され、専門家されてきたことではあるが、
その「存在」の比重がヒトから機械にシフトしているのは感じる。
その結果ヒトにはできなかったことができるようになった。
同時にヒトが当たり前のようにできていたことが、できなくもなった。
便利な世の中で、利器に頼ることと自分でやることのそのいい塩梅は、正直なところ個々人のセンス次第という感じだと思う。できれば自分なりの納得のいくやり方を工夫していけたらと思う。
今回テーマになっている「般若身経」は「自分でやる」ということの第一歩だと思う。
自分のからだのことに関して、誰かに頼ることもできるし、自分でできることもある。
その自分でできることのひとつとして、うってつけのものだ。
このテーマについての執筆はまだバトンを渡しながら続きますが、「般若身経」に興味を抱いた方は、是非門を叩いてみて下さい。初学の人向けに歴史をたどりながら、学習できる基礎講習なども始まっています。
それでは一週間のお付き合いありがとうございました。
明日から友松実行委員にバトンタッチします。どうぞおたのしみに。