座学で教えていただいたことを興味をもった友人知人に熱弁するとともに、
実技を習うようになってからは、学んだことを試したくなりました。
最初は家族から始まり、自分の周りでからだの不調を訴える人がいれば、
隙あらばからだに触れる機会としてアタックしていた時期があります。
(今思えば実験台にされた方々は、大変迷惑だったろうと思います。。。)
ビギナーズラックで喜んでいただいたようなこともあれば、
変化を感じなかった人、「(おそらく気を使って)なんとなく変わったような・・・」、という感想をくださる方など、様々でした。
そんなことをしながら、徐々にあることに気が付くようになりました。
それは不調を訴えている方が、私にからだを診てもらうことを望んでいるかどうか、をすっ飛ばしていたことでした。
勿論、最低限のおことわりは済ませての被験者スカウトでした。「こんなことを学んでいて、もしよかったら少し診させてくれませんか」というような一言は踏まえていました。でも、そもそものところで、その方の本心はどうだったのか、と、今思えば恥ずかしくなります。
そして、これはもっと後になってから、少しずつ理解し始めたことですが、
「本人の要求」ももちろん重要。
それに加えて、その本人の「からだの要求」があるのか、ないのか。
これがまたとても大事なんですね。
2重の余計なお節介を、だいぶしてしまっていたのではないかと思います。