東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私のセルフケア・・・6

おはようございます。

 

「朝きげんよくしろ」

以前、よく通っていた町中華の店の壁に貼ってあった「親父の小言」という処世訓の、始めに書いてあった文言である。

町中華はメニューが壁に貼ってある為、油と煤に塗れたその処世訓も自然と目に入る。

 

確か「親父の小言」の文言は30以上はあったと思うが「朝きげんよくしろ」というのは、右の一番上の最初に書いてある。

それだけ大事なのだが、なかなか出来ていないという事なのだろう。

 

これも、精神面だけで何とかしようとしても無理があるのかもしれない。

気分が優れないのに、上っ面だけ機嫌よくしていてもストレスにつながるだろうし、まわりは何となく察知しているものだと思う。

自己の健康管理(セルフケア)も含めて「朝きげんよくしろ」なのかもしれない。

 

特に病を抱えているわけでもないのに、気分がすぐれない理由。

その一つには、快便が出来ていないという事があげられると思う。

快便で、お腹もスッキリしていれば気分も良く、やる気もでてくると思う。

しかし、排便がスムースにいっていなければ、気分もスッキリしない。

内臓感覚と気分や気持ちには、密接な関係性があると思われる。

 

快便とするには、飲食の質と量、時間に気を配る事も大事だが、排便時の体勢と動きにも注目してみるべきだと思う。

内臓系が排泄に向けて動いているのに、体勢と動きがそれにブレーキをかけていないだろうか?

ブレーキをかけていれば、無理ないきみにつうじ、無理ないきみは脈管系にも負担を強いる事となってしまう。

 

空間や軸にも配慮し、内臓系の動きと身体全体が排便という行為に対して、合目的となるようにしていく。

力まず、いきまず、動きと密接に相関する呼吸や目線にも気を配り、からだにききわけながら、負担を強いる事無く排便へと導く。

お腹を気づかい、お腹が悦んでくれるようになれば、おのずと気分も快に向けて変わってくると思う。

 

 

2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

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