「団地の庭にツツジの花を指差すのです。とっさに、その”指差し”の指を少しずつ対象に近付けて、花びらに触れるようにしてやると、そこでは、まず、握るということはしない。なんと、その人差指の尖端で輪郭をなぞっているのです。あの舌の先でやっているのと、まったく同じ様に・・・・・」(「内臓とこころ」120p)
幼児の指差しには、やがて「呼称音」が加わり、”もの”と”なまえ”の一体化した二者一組の体得が成されます。
「団地の庭にツツジの花を指差すのです。とっさに、その”指差し”の指を少しずつ対象に近付けて、花びらに触れるようにしてやると、そこでは、まず、握るということはしない。なんと、その人差指の尖端で輪郭をなぞっているのです。あの舌の先でやっているのと、まったく同じ様に・・・・・」(「内臓とこころ」120p)
幼児の指差しには、やがて「呼称音」が加わり、”もの”と”なまえ”の一体化した二者一組の体得が成されます。