東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

こんなことも、語り合える

前日の記事に引き続き、私事から始まりますが

昔はどうも同世代の人と話が合わず、

年上の人と話をするのが好きでした。

 

いま、思えば、自分が興味をいだいていることについて、

私の言葉が追い付いていなくても、受け止めて、ちゃんと返してくれる。

それが無性に嬉しく、またそういう会話がたのしかったのだと思います。

 

私が操体を学んでいる理由のひとつに、

この「受け止めて、ちゃんと返してくれる」学問としての器の大きさを感じることが挙げられます。

 

今のところ、自分の好奇心と、探求心を思う存分に開放しても、

「操体」のなかで話ができています。

今まで生きてきて、いまが一番、遠慮のない創造力を動かすことができていて、

そういったことを、お互いの言葉で語り合える同志がこの学問の下に集まっている。

 

学ぶことに関しての器の、懐の大きさ。

これも、創始者から脈々と受け継がれている、操体の魅力のひとつだと感じています。