東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

あなたに操体・操体法をお薦めする理由 5

おはようございます。

 

私たちが生存していくためには、必要不可欠なからだ。

からだは、感じてうごき、うごきは細胞一つ一つ、組織一つ一つの動きとなり、調和した全体的な動きとなる。

この動きは、普段、意識にのぼらなくとも、私たちの生命活動を支えている。

 

運動が身体に良いという事で、色々な分野で研究がされていても、こうした観点での捉え方がなければ、身体を道具のように使う思想からの研究となりやすい。

身体を道具のように使う思想だから、消耗しても、エネルギー消費すればメタボにならないといった思考にもなる。

そもそも、消耗させているという自覚さえもないだろう。

動きの流れの悪さをそのままに、調和に向くからだの動きを無視して色々と運動しても、確かにエネルギーは消費する。

しかし、これは例えは悪いが歯車がよく嚙み合わないが為に、動力を上手く伝えられない機械を動かし続けるが如くである。

消耗につながるし、疲労物質その他の停滞にもつながる。

だから、からだの動きを無視した運動、エクササイズをしても、それが続かなかったり、止めればリバウンドして前よりメタボが進行したという状態ともなってしまう。

若さとか、ある程度の間に合った健康状態であれば、それが分かりづらい。

だから、からだにききわけよ、という事でもある。

 

こう書いている私も、創始者直系の操体の門をたたく20年位前、30歳代半ばの頃は急に太りだして体重が100㎏を超え、メタボ街道まっしぐらの時期がありました。

それでも、15年位前から体重も60㎏台に落ち着き、病とは無縁な生活を送れています。

 

ある程度の年齢となり「最近、身体がいうことを聞いてくれなくて」と愚痴る前に、からだに合わせていくという発想も持っていただきたいのです。

だから、それも踏まえて、あなたに操体をお薦めしたいのです。