昔、植物辞典で「ラフレシア」と言う名前の、東南アジアのスマトラ
島を原産地と
とがあります。
このラフレシアをもとに、あの「仮面ライダー」の怪人も登場したの
で、余計にイ
この「ラフレシア」、もう一つの大きな特徴は、その香りなんです。
そもそもお花の香りは、私たちに
けれど、ラフレシアの香りは、臭いようです。
その
匂いが
では、なぜそのような臭さなのか。
多くの植物は。蜂やチョウチョを呼び寄せるために、
き色を持っていますね。
一般的に、「色気で惑わす」と書くと、良い印象を持ちませんけれど
花は基本的に色気で虫を呼び寄せて、生存競争を繰り広げているので、
ラフレシアは、あえて過酷な競争に参加しないことにしたのです。
蜂やチョウチョではなく、ハエを誘う
人間社会でも、いわゆる変わった人とは、少し色眼鏡で見られるよう
なところ
そ
いわゆる過当競争に関わらないようにすることも、必要なのであれば
世の中の競争原理に、同調圧力を飄々と抜け、型が同じであること等、
何もなく、イノチの要求感覚に順応すればいいのです。
ラフレシアだけではありません。
植物はみな全て「足るを知る」という生命の営みを実践しています。
そこには、人間の欲望渦巻く環境に順応して競走し、み
うに目立たず、変わっていないことを選択する理由を、「からだ」は、
原始感覚は要求しているか、本当にそうか、と想念に問いかけます。