昔、操体の講習会が終わった後。
三浦理事長と食事を一緒にしているとき。
仕事の後に家事を手伝っていることが苦痛である、
その時こう言われた。
さっきからずっと、
愚痴を聞かされている相手のことまで考えて、
目が覚める想いがして、脇から冷や汗が滴り落ちて、
当時の自分自身は、操体の「想念」を学んで知っていても、
その後、こんな話を知った。
ある有名な画家を訪ねてきた、ベテランではあっても収入の少ない画家は、
自分の生活に愚痴をこぼした。その時、有名な画家は彼にこう伝えた。
「食えない食えないと言って、食うことばかりにかまけていると、
「食えなければ食わないで、勉強したまえ!
そうすれば、いずれは必ず、楽に食えるようになるものだ」と。
このように考えてみても、修行にある一つの面として、
食べるために生きているのではなく、
修行の一面は、橋本敬三師の哲学思想。
「食」と「想念」の生き方の自然法則。
いつも、操体の学問修行していると、何故か見つかるのは不思議だ。