東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

道中いったりきたりの記6

修業、修業、修業・・・。

 

なぜだかわからないのですが、昔からこの「修業」というものに

興味を抱いていて、憧れる部分がありました。

 

例えば、こどもの頃から読んでいる漫画のなかには数々の「修業」の場面が登場していましたが、グッとくる修業のシーンは繰り返し繰り返し読み齧っていました。

小説、映画、ドキュメンタリー、自伝、エッセイ、芸談なども好みです。

 

今思い返せば、生前の父親が修業好きな人だったのではないかと感じます。

家にいる時は、大抵、生涯現役で学んでいた雅楽の龍笛の稽古か、書道のために黙々と静かに時間を費やしているタイプの人でした。

 

そういう生き方をしている存在が身近に、そして当たり前のようにいたので、

何かのことをひとつやり続けることが生活に含まれている感じに、自然と興味が沸いたのかもしれません。いつかは自分も、何かを学び続けるのかもしれないと、そんなことを、こどもながらに感じていたのかもしれないです。

 

いつも学びの先をみている師匠、またその師匠を感じながら学びの道を歩んでいる先輩、そして同志のひとりひとりが、いまは身近にいます。

何かを学び続けているひとが身近にいてくれるというのは、ありがたいなと思います。

 

修業そのものに興味がある部分もありますが、どんな日常を送っていても、学び続ける人の存在を身近に感じながら生活をしていたい、という気持ちがあるのではないかと今は感じています。

 

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2022年4月29日(金)祝日 
ハイブリッド開催(会場参加は、一般社団法人日本操体指導者協会会員優先)