おはようございます。
修業とは、厳しくとも耐え忍ぶもの。
修業には我慢が必要だとよく言われる。
我慢が必要?
操体を修行中の身としては、この「我」と「慢」がどうも気になる。
我は自分本位の考えにもつうじるし、慢はあなどる、おこたることを指し、高慢や傲慢にもつうじ、他人と比較して思いあがる事をいうのだという。
仏教では「俺が、俺が」「自分が自分が」という利己的な心を我慢と言っているとも聞いた事がある。
本来は我慢が必要なのではなく、自分の心の中の我慢に気づく必要があるという事であり、気づくことで自分を律するという事なのではないだろうか。
だから「我慢しろ」というのも「我慢を律せよ」と解釈すれば辻褄が合うように思える。
しかし、我慢を律するといっても、具体的にどうしたらいいのか分かりづらい面はあると思う。
そこで思い浮かぶのが「ばるの戒め」です。
操体の教えの中には「頑張るな」「欲張るな」「威張るな」「縛るな」という4つのばるの戒めというものがある。
この4つの言葉を自分の中に持っていれば、我慢を律する事にもつながると思うのであります。
2022年春季東京操体フォーラム
2022年4月29日(金)祝日
ハイブリッド開催(会場参加は、一般社団法人日本操体指導者協会会員優先)