昨日のマスクの話にも繋がることですが、最近は「自然体」について考えることがあります。
人がありのままの自分で素直に生きることが健康に生きる一つの秘訣になる。
そんな思いを日々の生活や臨床の中で強く感じているので、本日は「自然体」について少し書いていこうと思います。
操体でもよく「自然体」という言葉をよく使いますが、一体どういった状態が人間にとっての自然なのでしょうか?
からだに歪みがない状態なのか?
またはからだが過不足のない状態のことをいうのか?
病気のない状態のことをいうのか?
一人の臨床家としていつもこのことについて考えていますが、はっきりとした明確な答えはまだ出ていません。
しかし最近はからだと向き合う時に感じていることがあります。
それは私が操体の臨床の中でからだに問いかけていることは様々な「器」作りをしているのだということです。
「からだ」という器。「感覚」という器。「呼吸」という器。
こういった無形の様々な器をその人のからだに合うように作るお手伝いをしている。
それが結果的にその人なりの自然体になり、からだの声と共に環境に適応しながら様々な変化をしていく。
そんな自然体を臨床や自身の生活の中でデッサンしていくことが出来れば素敵なだなと思っています。