最近は人と話している時や自分の好きな空間にいる時は最初に呼吸を味わうようにしています。
その時、その状況の「間」を味わいながら、自分から何かアクションを起こすのではなく、まずはその環境から発せられるメッセージを呼吸と共に受け取ってからリアクションをするようにしています。
呼吸に意識を置くこと、呼吸を感覚することで変わることは自分と環境の間にからだという人格がクッションになりリアクションが取れるということです。
何をするにしても自分が主語になってしまうと不平不満ばかり出てしまうが、そんな先走ってしまう自分を消してくれるのが呼吸という感覚のように思います。
そういう「間」と「呼吸」の味わい方は臨床においても必要なことのように思います。
臨床に向かう時にはどうしても自分からアプローチしてしまうことが多く、時に臨床が複雑になってしまうこともあります。
それをまずはからだからのメッセージを受けとり、呼吸という感覚を介してアプローチしていくと臨床もとてもシンプルなものとなります。
人が生きることにおいて常に環境とのアプローチとメッセージの繰り返しの中で生活していると思いますが、それを逆にしてみるとまた違う世界が見えてくれのではないでしょうか?