東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

セルフケアだけど4

操体臨床もセルフケアとして捉えています。


相手のからだの変化だけでなく、自分のからだの変化もききわける。

 

呼吸の深さやお腹の音、
意識の具合や快適感覚のききわけなど、

 

感じ味わいながらからだに委ねていくと、
自分のからだにも臨床を行っているような感じになります。

 

 

その場がしーんとなって、
深く息が入ってきたときやお腹が鳴ったタイミングで、

 

加湿器の水やストーブの灯油がボコボコッと動き出すと、
その場も含めて何かが変化しているのかも、という気もしてきます。

 

 

その場から受け取る感じの変化というものもおもしろい。

 

 

臨床の場となる空間内で、普段からどのように振る舞うか、
ということにも興味があります。

 

どのようにからだを使っていくか、意識を使っていくか。

どのように呼吸をとおしていくか、言葉を発していくか。

 

掃除一つをとっても、食事一つをとっても、それが、
その空間の悦ぶようなことにつながっていると感じられたら、
なんだか気分がいいのです。

 

 

相手のからだと向き合うまでのプロセスの中で、自分のからだや
空間と向き合っていく。

 

もしかしたら、相手以上に自分自身が変化しているのかもしれません。

 

 

2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

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