東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

表裏「いったい」について③

トランプに裏と表がある。

 

「おもて」の絵柄が全て同じでないとトランプは困る。

見た目が同じでわからないからこそ、動きを活かせる。

 

「うら」の絵柄は全て違うし、働きや雰囲気も異なるからこそ、

各々を生かして、繋げたり、意味づけた遊び方も想像できる。

 

 

訳(ワケ)あって、そんなふうにできている。だから愉しい。

「からだ」もそうなっているのだろう。

 

日常習慣の速さでは、あまりに速すぎて味わえないことも多い。

緩あって、ゆっくり、すーっと、ふわっとに馴染むのも「間」。

 

 

ついつい時間に向け、忙しくしてしまうのは習慣の癖でもある。

「はやく!はやく!」は、「からだ」に使わない方が良いのだ。

この言葉は、十分過ぎるほど刺激的だと感じるのだから。

 

 

閑話休題。

 

ゆっくりしていると、つい見てしまうところがある。

それは、「手のひら」と「手の甲」、爪も伸びていないか。

足の裏とあしの甲も見てみる、爪が食い込んでいないか。

 

そういえば、甲にはあり、平と裏にはないもの。

その心はなんだろう。

 

様々な答えもある。

面白い答え方を考えてみる。

 

はい、ととのいました。

手を合わせ今日一日、無事平穏に感謝、と解きます。

 

その心は。

「欲」もホドホドに手離して怪我(毛が)無し。