人間、何かしら弱点があったほうが、健康には気を遣うものです。
いろいろな話を聞いてみると、
50歳過ぎるまで、元気で健康そのもので、病気やケガ一つしたことがないという方がいらっしゃいます。
仮に「元気さん」と呼びましょう。
元気さんは、今は男女とも更年期があることがわかっています)、体調の変化や、自分が思ったような「元気な姿」ではないことやが起こると、かなり落ち込みます。
共通しているのは「からだのせい」にするか、からだを責めたりします。
この落ち込みようは「一病息災さん」からみると、「うわ、大袈裟だなあ」というように見えたりします。
まあ、往々にして、若いころ「元気さん」は「一病息災さん」を「弱いヤツ」とか「根性なし」とか思っているものです(笑)
ある受講生は「からだが思うようにならないので、腹が立つ」と言っていました。
なので、操体やヨガでどうにかならないか(つまりは、鍛えれば不調が消えると思っている)いろいろやってみます。
これは「鍛えれば腰痛は治る」と思っているのとほぼ同じなのですが、鍛えても、ということもありますよね。
傾向としては「操体は自分で治せるから」(本当はちょっと違う)という興味から操体をやりたいと思うようですが、「操体のプロに治療を受けて治したい」のではなく「自分で治したい」という気持ちが強い。
多分「誰かの手を借りる」とか「助けを求める」のが苦手なのかもしれません。
何かしら持っている人(一病息災さん)は、「まあ、調子悪いこともあるよね」と、意外と冷静に乗り切れるものですし、意外と「痛いからバ〇〇〇ンテープ貼っちゃおう」とか、「操体受けに行こう」とか、割と柔軟です。