私が考える自分の体の健康といった意識の間に、
「からだ」というキーワードが投げ込まれる。
操体の学習を始めたわたしにとって、この新しい捉え方は意識の変化が生まれた瞬間だったと思います。新鮮ではあるけれども、実はとっても身近に感じていた存在のこと。
「自分にとって」から、「からだにとって」という眼差しの移行が行われると、
今まで求めていた情報は、もしかしたら、自分自身の外側にあるわけではないのでは、と思えるようになりました。
何か知りたいことがあれば、いつも身近に在る「からだ」という存在にきいてみればいい、確認してみればいい。
こうして、生まれてから二十数年を経て、わたしとからだとの新しい関係が始まりました。
(続く)