東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ふれる⑤

「ヒカガミ」。

「ひかがみ」と言われる膝裏の部位は、

「操体」の臨床を行う前の、触診において重要な意味を持つ。

「操体法」を習うのならば、必須の触診となっている。

 

触診は大切であり、「動診」に繋がっている。

 

ここにも静力学的な捉え方と、動力学的な捉え方の観点で、

「触れる」違いは現れてくる。

 

膝の裏筋の形状、「ひかがみ」をどのように触れていくか。

この意事は、触れる側の「からだ」の状態に関与している。

 

「からだ」には特性があり、触れるときにその「動診」を生かせるか。

特性を生かすための「動診」を生じさせて触診できるか、にある。