今週1週間担当する岡村です。
どうぞよろしくお願いいたします。
テーマは「からだからのメッセージ」となります。
まずは、からだからのメッセージの一つでもある、眠くなってしまう
現象について考察しますので、しばらくお付き合い下さい。
睡眠とは、不思議だと思いませんか。
御飯を食べた後には、血糖値も上昇し、眠くなってしまいウトウト。
太陽光のようなまぶしさを感じる光、リズム感を感じる動きと関わる
全脳を巡る「セロトニン」神経の働きと、松果体から分泌されている
ホルモン「メラトニン」とのバランスによる関わりもあります。
操体の臨床における実際では、第三分析と称している「渦状波Ⓡ」の
「意識飛び」という現象も不思議なものです。
(東京操体フォーラムでは、左脳飛ばしとも言われたりします)
本当に、瞬間的に眠くなる現象変化は不思議です。
そういえば、ワタシ自身人生初の優良運転免許更新時に、事故を起こ
した映像を見ていて「ナルコレプシー(=過眠症)」という昼間でも
眠くなり、抗うことのできない病的な眠気状態のこトを考えました。
生理学的に捉えるなら、正常な呼吸は、二酸化炭素の適正にあります。
からだの中に存在する、二酸化炭素の量を適正に保つため、『二酸化
炭素がたまったから呼吸を促進しよう』という働きを感じるのです。
よく、酸素こそ呼吸の目的だから、と考えていた方も多いでしょうね。
本当は「呼吸」を通して循環する、身体中酸素の目的が何かと言えば、
簡単に言ってしまうと、バックアップ機能のようなものです。
だからこそ、からだの中に循環している酸素量が著しく低下した時には、
優先して「低酸素だから呼吸を促進しよう」といった働きもあるのです。
呼吸器、及び呼吸に問題のない人は、この2つの調整機能がうまく働いて、
呼吸の適正化は保たれています。
(②へ続く)