東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

からだからのメッセージ③

(②から続く)

 

そもそも睡眠時間や、睡眠に適した時間帯に、絶対はありません。

 

「睡眠とは個性である」と語る、睡眠学会の専門家の言葉もあります。

 

眠ることは、眠くなる理由があるのです。

 

研究論文によれば、睡眠に関わっているとされる神経シナプスに吸収

される「カルシウムイオン」の量が多くなってくると眠気を生じる、

そのような仕組みがわかってきた、とありました。

 

ということは、血管中に存在している、二酸化炭素、酸素に加えて、

細胞の働きそのものに関連している、カルシウムイオンの働きかけも

睡眠に関わっているというわけです。

 

 

もっと、シンプルになりませんかねえ?

 

そのために実は、深い考察、洞察と直観、実証と検証が必要です。

 

からだの要求に適うこと。

 

睡眠の質を感じること。

 

質の高い睡眠を味わうこと。

 

その感覚意識こそ、シンプル。

新しきことは、古きことからよく学ぶからこそ、進化しているのです。

 

睡眠はもともとシンプルです。

自分自身の「からだの使い方」に意識を向けないこと自体が問題です。

 

「からだ」に意識を向けて、「呼吸」を感じるプロセスこそ大切です。

 

                          (④に続く)