(②から続く)
そもそも睡眠時間や、睡眠に適した時間帯に、絶対はありません。
「睡眠とは個性である」と語る、睡眠学会の専門家の言葉もあります。
眠ることは、眠くなる理由があるのです。
研究論文によれば、睡眠に関わっているとされる神経シナプスに吸収
される「カルシウムイオン」の量が多くなってくると眠気を生じる、
そのような仕組みがわかってきた、とありました。
ということは、血管中に存在している、二酸化炭素、酸素に加えて、
細胞の働きそのものに関連している、カルシウムイオンの働きかけも
睡眠に関わっているというわけです。
もっと、シンプルになりませんかねえ?
そのために実は、深い考察、洞察と直観、実証と検証が必要です。
からだの要求に適うこと。
睡眠の質を感じること。
質の高い睡眠を味わうこと。
その感覚意識こそ、シンプル。
新しきことは、古きことからよく学ぶからこそ、進化しているのです。
睡眠はもともとシンプルです。
自分自身の「からだの使い方」に意識を向けないこと自体が問題です。
「からだ」に意識を向けて、「呼吸」を感じるプロセスこそ大切です。
(④に続く)