(③からつづく)
では、「からだからのメッセージ」を聴いて眠りを導いていく方法と、
一般的に睡眠の補助として服用される方の多い「お薬」との違いなど、
割と多く見られる睡眠導入剤(睡眠薬)の服用はどうなのでしょう。
『夜になったら寝るのが当然』と考えているのならば、眠れない本人が
受けとるストレスに合わせて必要なのでしょう。
しかし、睡眠に関わる「お薬」の服用は、注意も相当に必要と考えます。
実際に、当方の患者さんにも薬を飲んですぐに横にならず、
本を読んで意識を失って転倒、肩関節を強打して脱臼された方がいます。
他にも、薬を飲んでからトイレに行って横になろうとして、途中で転倒し、
手も出すことなく顔面を強打してしまったケースもありました。
やはり、からだからのメッセージを聴けていなかったように思うんですよ。
頭のみで考えてやることを、睡眠に求めるのもお門違いだと思いませんか?
睡眠に関する、からだからのメッセージ。
『呼吸を感じている』
『呼吸を意識できている』
『今、必要なのは呼吸の感覚・意識』
普段から「からだからのメッセージ」を見逃していませんか?
瞬間の直観は大事にして下さいね、まちがえることあまりないですから。
(睡眠シリーズおわり)
おまけチェック:歪み呼吸(睡眠時無呼吸症候群)になりやすい人。
・肥満(BMIが25以上)
・上半身が太い(リンゴ型体型)
・下顎が小さい、下顎が後退気味(下顎後退)
・のどチンコが大きい、のどチンコが太い
・へんとうリンパ節が肥大している(扁桃肥大)
・正面から見た鼻筋が曲がっている