ブログにこの内容ってどうだろうって思うのですが、与太話にお付き合い下さい・・・
皆さん興味有るモノって何か有りますか?
多分、個々に有るんだと思います、公言出来るモノから密かなモノ・・・様々だとは思いますが、密かなモノは又の機会に密かに教えて下さい・・・
今日は息抜きで私の何とか、公言出来るモノにお付き合い下さい・・・
興味ってまぁ、惹かれるものの事ですが、例えばその一つとして先ず、必ず買うモノ、買い続けているモノなどから話を進めていきたいと思います・・・
東京操体フォーラム実行委員の中でも、推薦図書紹介みたいなものがあって、個々に自身が読まれ、良かったと感じた図書を紹介することが有ります(殆どが畠山先生からの紹介ですが…)。
昨年の立川談春師匠の『赤めだか』は良かったですねぇ…
それから考えると今日の話しは心苦しいのですが、私自身買い続けているモノが有り、その代表と言えば私はやはり“マンガ”でしょうか、マンガと言えば低俗だ!下らない!と言う人もいるのですが、そこはそれ、マンガにもその人それぞれの立派なドラマがあり、時にはその人の人生を変えたり、行き詰まったときなどに又、見返すことで勇気を貰うことも有るのがマンガの素晴らしさでも有ると思います。
マンガって見る時期によって全然、感じ方が違うんですよねぇ、当然と言えば当然なのですが、高校生の時に見ていて感じていた感覚と、40過ぎのおっさんに成ってから見るのとでは感じ方が全く違い、かと言ってつまらない訳ではなく、十分に楽しめるというのもマンガの面白さでも有ると思います。
これは本も同じで、20代前半の頃に読んで自分の生き方に影響を与えてくれた『竜馬がゆく』もそうで有り、司馬文学の虜に成ったのもこの“竜馬がゆく”の影響でした。
剣の達人で、女性にもてて、始めてあった人を魅了するその人間性など、男であれば必ずうらやましい!と思う様な痛快な生き方を描いたのが、この“竜馬がゆく”でした。
竜馬の様な生き方が出来れば面白いと思い、胸弾ませて読んだ事が昨日の様に思い出されます。
ですが、今、読もうという気になるかと言えば、数十年の時が経ち、“竜馬がゆく”の内容自体がかなり司馬先生のフィクションの世界も含んでいると言うことが解ってくると、今更どうかという気になったりして、今であれば間違いなく、読みかけの同じ司馬先生の『坂の上の雲』を最後まで読み終えたいと思っています。
日本が長い鎖国体制から世界に追いつけ追い越せと、直向きに突っ走っていた時代の話で有り、この当時の日本の政治家や軍人達が如何に腐心して、日本国を不平等条約などの後進国のレッテルを貼られた状態から、先進国と言われる国に変わろうとしていたかを、日清・日露の大戦を通し、組織力で挑んでいった姿を描いた司馬文学の最高傑作だと思います。
是非、今の某国総理大臣に読んで貰いたいと切に願います・・・
え・・マンガを語るつもりが司馬文学を語ってしまいましたが、これ語り出すと終わらなくなってしまうので、今、興味があるモノを語りますが、私の“戦国・幕末マニア”振りは皆さん?ご承知のことなので、今更そこはほじくり返しませんが、現在、平行して買い続けている単行本が三冊あります。
それが、『JIN-仁-』と『センゴク』と『へうげもの』という三冊です。
一冊は架空の人物ですが、後の二冊は実在の人物を主人公として描いている作品です。読み出した切っ掛けは単純に幕末モノと戦国モノだったからという単純なものですが、この三冊だけは欠かさず買っています。
その中でも『JIN-仁-』は幕末にタイムスリップしてしまった外科医の話で、架空の話であるのですが、実際の外科医の監修を元に作られているので、かなりリアルに描かれており、臨床家の血が騒ぐといいますか、色々な思いを持ちながら見られるのがこの作品の面白い所です。
坂本龍馬とか緒方洪庵などその時期の歴史上の人物が様々な形で戸惑いながらも未来から来た外科医と係わって行き、この未来から来た外科医を手助けしていく・・・
その当時不治の病だと言われていた“脚気”や“コレラ”などを現代の医学の技術を駆使し、その時代で出来ることを考え、手作りでのペニシリンの製造を行ったりと、ワクワクしながら見ています。オススメです・・・
『センゴク』はそのまんま戦国時代の余りにもマイナーな武将、“仙石権兵衛秀久”が主人公です。
多分仙石秀久を知っている人は殆どいないと思います、私も辛うじて「出石の仙石氏?かな」位のイメージしか無かったので、チョーマイナー武将です。
サブタイトルが最も失敗し、最も成功した男となっており、戦国時代が好きな方にはオススメです。
そして、最後にオススメするのが、実は結構ハマッているんですが、『へうげもの』です。読み方としては“ひょうげもの”が正解で、意味としては“ふざけている”とか“おどけている”などの意味となります、私達の地方では“ひょうげまつ”などと言って、ふざけた奴の意で使うことも有ります。
先ず、シュールです!絵も然る事ながら、最初は何てふざけた絵だ!何てふざけたキャラクター構成だ!と怒り半分で見ていたのですが(加藤清正のモデルが元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高氏だったり、その他数々)読み進むにつれ、表情が生き生きしている、皺の一つ一つに何だか感情が表現されている様で、今ではお気に入りの一冊となり、この作品だけは単行本では待ったがきかずに、隔週で講談社のモーニングに掲載されていますが、どうしても読んでしまい、後で単行本を購入又、続けて読むといった感じです。
主人公は“古田織部”というこれ又、知る人ぞ知るといったチョーマイナー武将です。“織部焼”と言えば解る人もいらっしゃると思います。
千利休が作り上げた茶道を継承しつつ、茶道だけではなく茶器・造園など多岐にわたり、安土桃山文化花盛りの頃、“織部好み”という流行を作った人物です。
物語はその古織を中心に茶道や芸術を軸にしつつも、大胆な仮説を立て、物語が進んでいき、見ていて感心したり、頷いたりしています。
エピソード・タイトルも、とってもファンキーで、洋楽が好きな畠山先生などは思わず吹き出すのではと思われます・・・
会話そのものも結構楽しめ、見る人によって楽しみ所満載の面白マンガです。
この三冊共に共通なのは主人公の直向きさで有り、その時代を“必死”で駆け抜けている事です。
何だかその直向きさが自分の明日への糧になると言いますか、“フツフツ”と腹の底からわき上がって来るものが有るのですねぇ・・・まぁ、基本単純なんですねぇ、まぁ。。
それで明日も“やるぞ!”っていう気になるのであれば、安いと思いませんか?
“やるぞ!”とか“ヨッシャァ”とか自分なりのメンタル・コントロールをどうするかって意外と大事だったりするんですよ・・・
本当は未だ、オススメしたいDVDとかオススメしたいガムとか色々有るのですが、今回は私の現在、愛すべきモノとしてマンガをオススメ致しました、是非、次回ブーイングが無ければご紹介したいと思います。。。
福田勇治
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