『ヒッグス粒子ほぼ確認 万物の質量の起源 宇宙成立の解明に道』
いや〜、本当に素晴らしい。これで私の頭を悩ませていた問題が解消されます。
ところでこのヒッグス粒子って何ですか?加藤茶のくしゃみギャグの事ですか?
だいたい私の知らない事は、東京操体フォーラム副実行委員長である島根の福田氏に小学校低学年レベルの秋穂の頭でも理解出来る様に良く噛み砕いて教えていただくのですが、今回残念ながらまだご教授いただいていておりません。ということで勿論今回のブログのネタに使えないな・・・と諦めていたところに光明が差し込んで参りました。
「そういえば操体法創始者の橋本敬三先生も素粒子について著書の中で書いていた文章があったな。」
私は早速、操体のバイブル「からだの設計にミスはない」を冒頭から読み直してみました。ところが巻末まで目を通してみても一向に私が探している一文が見当たりません。見当たらないといいますか、素粒子と言う言葉は出て来るのですが私が記憶していた内容と少し違うのです。そこの文章をピックアップしてみます。
『からだの設計にミスはない』柏樹社 145頁5行目
生命現象の生物の組成を逆に考えてみるならば、生物の世界は有機の世界から生まれる。有機は無機の世界から、無機の原子は素粒子より成り、素粒子はエネルギー波動の世界より生じ、波動は陰陽二極の世界から起こる。陰陽なる性質の決定は、無限なる太極の意志である。
確かに素粒子という言葉は読み取れるが、何となく物足りない・・・そこで今度は創元社の『生体の歪みを正す』で同じ文章を探してみる。するとそこには私の探し求めていた一文が確かに存在したのです。
『生体の歪みを正す』創元社 285頁5行目
生命現象の生物の組成を逆に考えてみるならば、生物の世界は有機の世界から生まれる。有機は無機の世界から、無機の原子は素粒子より成り、素粒子はエネルギー波動の世界より生じ、波動は陰陽二極の世界から起こる。陰陽なる性質の決定は、無限なる太極の意志であり、この太極は生物から見れば第7の天になっている。各世界には、ひとかわ上の世界が入り込み、また各世界には第7天の太極が普遍貫通していることになる。現象界に入り込んでいる理念も、元始無限界の理念も、同格同質のものである。
橋本先生の著書はその多くが『日本医事新報』を始め我々にもなじみの在る『医道の日本』などの機関誌に掲載された文章を再編集されて書籍として販売されているので、今回の様な同じ文章が、複数の書籍に掲載している事は珍しくありません。では何故この一文は上記の様に書き換えられて掲載されたのでしょうか。編集者の見落としか・・・いや、それはプロの編集者がそのような見落としをする訳がありません。しかもそれぞれの書籍が刊行された時期を考慮してみると『からだの設計にミスはない』1978年10月10日発行(おっ!体育の日だ。)そして『生体の歪みを正す』は1987年5月25日発行と9年ものブランクがある。1987年と言えば橋本先生は81歳でまだ現役バリバリで臨床を行っていたはずなので、本の校正にも目を通されているに違いありません。だとしたら、この一文は作為的に改編されたと考える方が理屈がとおります。何故、この部分を省いたのか・・・謎は深まるばかりである。
今年も山笠のシーズンがやって来ました。写真は飾り山の1つ。
仙台と言えば橋本先生と伊達政宗。ガンバレ仙台ということで
独眼竜正宗がモチーフになっていました。
三浦寛 操体人生46年の集大成 "操体マンダラ Live ONLY-ONE 46th Anniversary"は2012年7月16日(海の日)に開催致します。
2012年秋季東京操体フォーラムは11月18日(日)津田ホールにて開催決定