昨日に引き続き福岡のミステリーハンター秋穂が2日目のブログをお送りいたします。
前出の文章はその部分だけ取り上げてみると、有機やら無機やら素粒子やらと科学の話かな?と思える様な内容ですが、これは操体法創始者の橋本敬三先生が人間が健康に生きて行くために欠かす事の出来ない呼吸『息』食事『食』身体運動『動』精神活動『想』という最小限責任生活についてまとめた『健康に関する四つの場』と云う文章の中に書いてあるものです。今回のミステリーを解き明かすためには、前出の文章だけを眺めていても答えを導きだすのは難しいでしょう。まずはこの『健康に関する四つの場』という文章を良く理解して文章の中に在るキーワードを紡いで行くと云う作業が必要になります。これはレオナルド・ダヴィンチの絵画の中からキリスト教の闇を紐解いて行ったダヴィンチ・コードに匹敵する謎解きです。云うなればケイゾー・コードです。
それでは早速、前文から見てみます。ここでは私達が求める健康な状態を手に入れるために必要な事が総括して書かれています。橋本先生は「健全なる精神は健全なる身体に宿る」というヨーロッパの諺を引用して私達の精神と肉体は切り離して考えられるものではなく、自然理念が具現化したものが肉体であって、肉体は理念の映像です。つまり今、私達が抱えている肉体のトラブルというのも、私達の生き方が具現化したものであり、そのからだのトラブルだけにスポットライトを当ててみても、それはからだの表面を眺めているに過ぎないのであう。ここに書かれている文章でとても気になる文章がありました。
教育には智育、体育、徳育とあるのだと聞いている。学校はその教育の次元のうちの大きな道場であるのだろう。
この中の体育は健全なからだ作りということ。そして聞き慣れない智育とは天然の法則を学び知る事、その法則に敬虔に順応して生きる事が徳育ということなのだ。私も6.3.312年間に渡って学校教育の中で学んできましたが、操体の中で説かれるような天然自然の法則など一度として耳にした事はありませんでした。確かに私が操体を学び始めて身に付いた事は、症状・疾患の治療法や永遠のイノチを手に入れるための健康法等ではなく、この宇宙に生命として生きるために必要な自然法則を学び、そこで得た学びをもって世の中に広く応用貢献して行きたいと云う意志なのかもしれない。
しかし、この全文を読むだけではミステリーの謎を解く鍵は読み取れませんでした。明日はもう少し読み進めてみるとしましょう。
わんぱくでも良い、たくましく育って欲しい。
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