東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「息」について想うこと ― 具体的には・・・。

おはようございます。

昨日は、「息」の自然法則を生かし、健康増進に向けて、具体的にどのような取り組みをしていけばいいのか。で終わりました。今日はその続きです。

気持ちのよさをききわければ良い。これは大前提だが、ではどうやって気持のよさをききわければ良いのだろうか。「動」であれば、般若身経という、からだの使い方、動かし方が具体的に説かれており、その自然法則に則って、気持ちよさをききわけるという道しるべが示されている。

しかし、「息」についてはどうなのだろうか。健康増進に向けての、具体的取り組み方、道しるべが示されているのだろうか?

答えはYes。きちんと示されている。昨年の東京操体フォーラム操体マンダラに参加された方はピンとくるものがあると思います。

昨年の東京操体フォーラム操体マンダラでは、三浦寛先生より骨盤呼気、背筋吸気という提案がなされた。これは「息」による気持ちよさをききわけ、健康増進への道しるべとなる取り組み方だと感じる。

これを日々実践して、体感をとおして感じることは、「息」だけでなく、「食」にも「動」にも「想」にもつながり、バランス良く、それぞれも良くなるということだ。それぞれが良くなるから、またそれぞれが良くなる。息の快をききわけることで、息をしていられる有り難さという「想」や、そこからつながる「環」、「動」については手は小指側側、足は親趾側側を利かすという、からだの使い方の意識感覚の向上、「食」については慎み、といった具合で、細かく挙げれば限がないが、バランスが取れた上で更に良くなっていくのを感じる。
 当然からだも変わってくる。具体例としては、姿勢が良くなり疲れづらくなってくる。丹田が練られるということにも、つうじていると感じる。

創始者、橋本敬三先生は平成5年にお亡くなりになられたが、その成さんとしたことは時代背景が変わっても、きちんと受け継がれている。創始者と一番長く密な時間を過ごし、その時間を今の世に時環として循環させ、深化させて進化したものを提案しているのが三浦寛先生だ。

橋本敬三先生に会いたいのなら、タイムマシンに乗る必要はない。世の中がどう変わっても、絶対不変の自然法則を応用し、人々に貢献するという橋本敬三先生の意志は、時環の中で生きているのだから。
まずは、東京操体フォーラムにいらしてみてはいかがでしょうか。

春季東京操体フォーラムは、参加型実技指導をメインとして
4月28日(日)、東京千駄ヶ谷、津田ホールにて開催されます。
2013年春季東京操体フォーラム « 東京操体フォーラム

一週間のお付き合い、どうもありがとうございました。
来週は中谷さんの担当となります。
来週もお付き合い、宜しくお願い致します。


友松 誠。