三浦先生が「北風と太陽」の話を
操体とからめて聴かせてくれたことがありました。
「北風と太陽」といえばイソップ童話の一つ。
それが、どうして操体の話にでてくるのかは、
操体を知ってる方ならば何となくピンとくるんではないかと思います。
まぁでも相田みつをさんの詩ではありませんが、
太陽はただそこにいるだけで、
あたたかい光をみんな平等に与えてくれるんですよネ。
それに、あたたかい光って何だか気持ちがいいですし、
あたたかい光に包まれるって想うだけでも気持ちがいい感じがするもんです。
包まれるといえば、操体法をうけていると
あたたかな何かに包まれているような感じをうけることがあります。
あたたかな空間、あたたかな雰囲気、あたたかな光 ・・・
それは何だかわかりませんが、何となく包まれている。
でも、その感じは必ずしも操体法に限ったことではありません。
日常生活の中でも感じることはあります。
それが、どんなときかは人それぞれ違うかもしれませんが、
そういうときはやっぱり気持ちいいんです。
そして、できればそんな感じを施術のたびに出したいんですねぇ。
相手のそばにただいるだけでそんな感じを出せれば、
もうそれだけで手技の技術なんてどうでもいいかも?
なんて思っちゃうのです。
中谷之美