(続き)
”将来のビジョン”を抱くには、教育も余裕も必要となる。
「学校をつくりましょう!」と声を上げてそれが実現しても、
そこに住む人達の環境が、”すぐ”に生活がよくなるわけではない。
四年ほど経過して登山家は、その高地にある村の学校を再訪問し、
「将来の夢は?」と目を輝かせた子供に尋ねてみた。
生徒の一人は「夢はパイロットになることです!」と答えた。
すぐに効果をみせてもらえなければ・・・。
すぐに効能があらわれなければ・・・。
すぐに利益にむすびつかなければ・・・。
それらをやっても仕方ないのではなく、将来のビジョンを抱きつつ、
育むことが可能となり、無限の愉しみを受けることも可能なのだ。
※今日の一言:逆説は識別を行動習慣化した人の思考癖となりうる。
重圧を軽さに、-を+に、+を-に変える可能性だ。