2018-09-05 雨とカタツムリ 瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ) 雨の日も坂道を歩いてみる。いつもなら、道端の草花に密集しているカタツムリが雨に乗じて、道の上まで這い出してきている。カタツムリは湿気が好きだから(というより乾燥に弱いから)、雨の日は悦んでいるものとばかり思っていたが、かえって溺れてしまうことがあるらしい。エラ呼吸から肺呼吸に進化している所以である。エラと肺を行き来できたら面白いだろうな、カタツムリを見て、そんな想いが膨らんだ。